人生に大きな影響を及ぼすとされる自己肯定感。
事実、自己肯定感が低い人は生きづらさやストレスを感じやすく、うつ病の原因にもなることも。
自己肯定感が低くなる5つの原因について解説していきます。
幼少期の親との関係

自己肯定感が低くなる最大の原因は親との関係にあると言われています。
幼少期に親子の絆を上手く育むことができなかったために生じる愛着障害も原因として考えられるでしょう。
また、日本人は諸外国に比べ幼少期から自己肯定感が低い傾向にあります。
これを受け、
・個性を認めない教育の在り方
・精神的なものも含めた虐待
・過保護過干渉
などの問題を指摘する識者やメディアも少なくありません。
思春期における友人との関係

政府の調べでは、中学から大学生くらいの年齢において自己肯定感が著しく低下するというデータが出ています。H28年の文部科学省の調査で自己肯定感が低いと答えた高校2年生は全体の約30%。親や教師による教育の問題の他に、友人による影響も考慮すべきでしょう。
自己肯定感が低い人は、他人に対しても否定的な態度をとる傾向が見られます。自己肯定感が低い友人がいる場合、お互い影響を与えあって悪循環に陥ってしまう可能性を否定できません。
また、友人と比較して自分が劣っていると感じてしまうことも要因と言えるでしょう。
自己肯定感の低さとプライドの高さの関係についての記事はこちら
恋人との関係

不安定な恋愛や恋人によるモラハラなどは自己肯定感を下げる原因となり得ます。
自己肯定感が低い人は、誘いを断れなかったり、必要とされるとつい言うことを聞いてしまったりしがちです。
その恋愛が自分にとって本当に必要なものかどうか冷静に考えることが大切になります。
成功体験が少ない

成功体験が少ない場合、自己肯定感が低くなりがちです。
まずは小さな目標を立ててコツコツ成功体験を積み重ねること。そしてできない自分を受け入れることが自己肯定感を高めてくれるでしょう。
ネット上の他人と自分を比べてしまう

スマホが普及しインターネットがより身近になった現代では、ネットを通じて誰とでも繋がれるようになりました。例えネット上での関係であっても、まるで身近な知人であるかのように錯覚してしまう人は多いでしょう。そしてネット上には真偽の疑わしい成功体験がひしめいているのが事実。
するとどうしても自分が劣っているように感じられて自己肯定感が下がってしまいます。
自己肯定感が低い原因まとめ
幼少期から個性を抑え込まれたり、無意識のうちに自分と他人を比較しやすい環境が整っていたりする現代では、自己肯定感が低くなりがちです。
・自分を受け入れる
・他人と比べない
これが自己肯定感を高めるコツと言えるでしょう。