生きづらさの大きな要因となる愛着障害は、幼少期における親との関係に端を発すると言われています。愛着障害の厄介な点は、幼い頃の体験が原因でありながら、大人になってからもその影響が続くところでしょう。
今回は愛着障害研究の第一人者である岡田尊司氏の著書から、生きづらさを抱える人や愛着障害について学びたい人におすすめの本4冊を紹介します。
『愛着障害 子ども時代を引きずる人々』は愛着障害の教科書
『愛着障害 子ども時代を引きずる人々』は愛着障害についての基礎を学べる教科書とも言える1冊です。
同書は愛着の成り立ちから愛着障害の原因や症状、そして克服の方法まで一通り網羅しています。
愛着障害に興味のある方にとっては必読の書と言えるでしょう。
『愛着障害の克服 「愛着アプローチ」で、人は変われる』で愛着障害の克服を目指す
『愛着障害の克服 「愛着アプローチ」で、人は変われる』は、上で紹介した『愛着障害』の続編とも呼べる本になります。そのため、同書を読む前に『愛着障害 子ども時代を引きずる人々』を読了しておくのがおすすめです。
同書は愛着障害の克服を目的としており、様々な事例や治療法を紹介しています。
愛着障害を克服しようとしている方の助けになる1冊と言えるでしょう。
『母という病』は母親との関係に焦点を当てた本
刺激的なタイトルが目を惹く『母という病』ですが、その内容もまた衝撃的です。
多くの事例をもとに、鬱や依存症、ひきこもり、虐待やDV、精神疾患などの目立つ問題のみならず、言葉にし難い生きづらさの原因を母親との関係に焦点を絞り解説しています。幼い頃より母親から受け続けた影響が、まるで病のように心身をむしばんでいる点はまさに『母という病』。
生きづらさ、そして親との関係に悩む方の救いとなる1冊かもしれません。
『父という病』で愛着障害における父親側の問題を学ぶ
『父という病』は、先述の『母という病』の父親版。男女平等を目指す社会となってもやはり性差による父母の役割の違いは存在します。
時代とともに変わりゆく父親の役割、そして「父親の不在」という問題。
愛着障害について父親に焦点を当てて解説した同書は、生きづらさを抱える方の参考となり得るでしょう。
愛着障害の克服のために本から学べることは多い
愛着障害について詳しく学ぶことのできる本4冊を紹介しました。
愛着障害を克服するためにこれらの書籍から得られることは多いと思います。
少しでも気になる方はamazonのkindleでの試し読みがおすすめです。